内科全般にわたって最新のガイドラインにもとづき、かつその人の特性に応じた治療(テーラーメード治療)行います。

心臓の不調
動悸、息切れ、むくみ、めまい、ふらつき、胸の痛み、胸の締めつけ感、脈の乱れ、血圧の異常・・・、心臓の不調にはさまざまな症状があります。
この中で息切れは、肺の病気でも起こりますし、むくみは腎臓、肝臓、さらには甲状腺の病気でも起こります。
また胸が痛い、胸がしめつけられるという症状ではまず虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)を疑いますが、この中には緊急に処置が必要な危険な病態(不安定狭心症、急性心筋梗塞)もあります。心臓の症状があるようでしたら、様子をみないでまずはご相談ください。

肺・呼吸の不調
夜間に呼吸が止まる、大きないびきをかく、日中眠い、夜中に目が覚める、起きてもスッキリせず頭痛やだるさを認める、などの症状がある方は睡眠時無呼吸症候群が疑われます。
睡眠時無呼吸症候群は、夜間に呼吸が頻繁に止まることによって眠りが浅くなり、日中に眠気をきたす病気です。眠いだけなら昼寝をすればーーと思われるかもしれませんが、交通事故の原因になったり、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞の危険が2〜4倍になるこわい病気なのです。ご自宅で簡単に検査ができ治療法も確立していますので、お気軽にご相談ください。

風邪・胃腸の不調
風邪では初期の処置、治療が重要になります。初期に適切な処置がなされずにこじれてしまうと、薬を飲んでもなかなか治りにくくなりますし、風邪だと思っていたら実は心不全や肺炎だったということもあります。また胃腸は免疫力と深い関係があり、身体全体の調子を司る重要な器官です。さらに慢性胃炎や胃潰瘍で問題になるピロリ菌は、胃癌の原因になることがわかっています。たかが風邪、胃腸の不調とあなどらず、早めに対処することをおすすめします。

生活習慣病の改善
偏食、運動不足、喫煙、ストレス・・・。生活習慣病はその名の通り、ふだんの生活習慣が病気の発症や進行に深く関わっています。高血圧、糖尿病、脂質異常症、メタボリック症候群が代表的な生活習慣病になります。これらは単独でも怖い病気ですが、いくつか重なると脳梗塞や心筋梗塞などの命にかかわる病気を引き起こしやすくなります。以下のチェックリストで『要注意』の方は、今すぐに生活習慣を改めましょう。
生活習慣病チェックリスト
(日本生活習慣病予防協会)
生活
5つ以上あてはまると要注意
- 40歳以上である
- 20歳時より、体重が10kg以上増えている
- お腹まわりがぽっこり出ている
- 大食漢である
- タバコを吸う
- お酒をよく飲む
- カラダを動かすのが嫌い
- 夜更かしが多く、睡眠不足である
- 多忙で休養が取れない
- ストレスがたまっている
食事
5つ以上あてはまると要注意
- ご飯やパンなど(炭水化物)の摂取量が多い
- 脂っこいものが好き
- ほぼ毎日間食をしている
- 深夜の時間帯によく飲食をする
- 朝食は食べたり、食べなかったり
- 早食い、ドカ食い、ながら食いが多い
- 濃い味付けが好みである
- 外食やファストフード、レトルト食品をよく利用する
- 甘い清涼飲料水をよく飲む
- 野菜や海草類の摂取量が少ない
運動
3つ以上あてはまると要注意
- 運動不足だと実感している
- 1日の歩数は7,000歩未満が多い
- 移動には車をよく使う
- つい階段での移動を避けてしまう
- 継続して行っているスポーツはない

予防・検診・特殊外来
日本では毎年数百人から1千数百人が季節性インフルエンザにかかり、死亡者数は1万人を超えることもあります。インフルエンザのワクチンを打つことによって、インフルエンザが重症になるのを防げますので、ワクチン接種をおすすめします。
また平成24年の集計では肺炎が死因の第3位となっており、市中肺炎の一番多い原因菌が肺炎球菌です。肺炎球菌のワクチンも取り扱っていますので、高齢者、肺に病気をもつ方では肺炎球菌ワクチンの接種をおすすめします。また各種検診や禁煙外来も行っておりますので、気軽にご相談ください。
検査・治療機器のご紹介

- 心電図(左側)
- 不整脈の検出、狭心症、心筋梗塞などの評価に役立ちます。
- 心エコー 超音波診断装置(中央)
- 超音波を用いて、身体の内部を観察します。
主に心臓、頸動脈の評価を行います。動脈硬化の判定に必要な検査機器です - ウォーター・マッサージベッド(右端)
- 身体の凝りや痛みに効果的です。またなんとなく調子が悪いという時にも効果がありますので、ご希望の方は気軽におっしゃってください。
睡眠時無呼吸症候群の検査
および治療の機器
近年、列車事故やバス事故の原因の1つとして睡眠時無呼吸症候群が注目されていますが、睡眠時無呼吸症候群は高血圧、冠動脈疾患、不整脈などさまざまな病気の原因でもあり、病気の進行にも関わっています。検査も治療も自宅で気軽に出来ますので、お気軽にご相談ください。
【検査】
【治療】